2度目の電気屋さん訪問から11日後。思ったより早く予定があったことを喜ぶべきだろう。無料だから、もっと日にちがかかるのでは?と心配していたから。あまり日が遠くなると、気持ちも離れてしまいそうで。 あの日、写真で見た担当者が来てくれることになっている。 約束は午前中。わたしとだんな様の仕事の休みが同じ日にしよう、ということで・・・。何時頃に来てくれるのかなぁ、と思っていたら、9時半過ぎに電話が鳴った。近くまできていたのだけれど、ちょっと迷ってしまい、遅くなりました、と。それも仕方のないことだろう。わたしたちの家は、ちょっと入り組んだ地形にある。初めてくる人は、たいていわからないことが多く、よくわたしも近くのコンビニで待ち合わせすることが多いから。 電話を切ってほどなくして、シルバーの乗用車と、白い大きなワゴン車がわたしたちの家の前に到着した。 まず、車から降りてきたのが、写真より若く見える担当者さんと、小柄な感じのする作業着を着た男性。さっそく、屋根の状態を見せてもらいますね、と、作業着を着た業者さんが、車から長い脚立を下ろし、屋根に上り始めた。脚立は3段になっていて、見ているだけでも脚がすくみそうだ。 時間は10時。 業者さんが計測してくれている間、担当者さんから名刺をもらい、太陽光についての説明を受ける。まず、心配だったのが、太陽光発電を設置した後のトラブルがないかどうか? というのが、以前、太陽光発電を設置して雨漏りがした、という話しを聞いたことがあるから。 その点については、今のところ報告を受けたことがない、というのです。パネルを設置するためのベースを打つため、屋根に穴を打つのですが、そこは4重防水になっているのだとか。ビス穴にコーキングし、ビス自体にもコーキングをするそうです。 通常、屋根の防水は10年保障になるそうなのですが、太陽電池モジュールを設置することで、逆に持ちがよくなる、というのです。わたしたちの家の屋根は瓦ではなく、一般的なスレート屋根。実はこのスレート屋根、直射日光に一番弱いのだとか。そのため、パネルを設置するとその直射日光から守られ、屋根の防水がきれにくいそうです。しかも、屋根に直接パネルを設置するわけではく、まずレールを取りつけるため、雨で汚れは流されるのだとか。もともと中古住宅ということもあり、このままだとあと3年程度で屋根の防水工事が必要ということになるから、その資金も予算に回せるという計算になる。それだけでも魅力的だ。